櫻井先生、高杉先生、長い間大変お世話になりました。両先生のおかげで無事合格証書を手にすることができました。
お恥ずかしい話ですが、この証書を手に入れるまでに数年の歳月を費やしました。
こんなに時間がかかったのは、今思い返してみると、"根本的な部分で勉強の仕方を間違えていたから"だと思います。
時間がきたら授業を受け、穴埋め問題を解く、そして、過去問や宿題を解く、ということを繰り返しやっていたにもかかわらず、合格までたどり着けなかったのは、「ただ単に解いていただけだった」、ということでした。
「頭で考える」という一番大事な作業をせずに、「機械的に解くだけではダメ」だということ、こんなことは小学生でもわかることだと思いますが、それまでの私は気づいていなかったのです。
その"気づいていなかったこと"を"ズバリ"気づかせてくださったのが、高杉先生でした。
この時、特に宅建業法の点数が全く伸びずに途方に暮れていました・・・。
"とにかく宅建業法の過去問を1問1問、一つ一つの枝をしっかり吟味して、テキストのどこに載っているのか、書かれているのかをチェックして確認をしていってください。正解した、正解しないに関係なく、その問題において、どの部分が間違いなのか、なぜ正しい文章なのか、なぜ誤っている文章なのか、根拠を持って答えが出せるように丁寧にチェックしてください・・・!"と、何度もおっしゃったことをしっかり実行に移すように心がけ、過去問(特に宅建業法や法令上の制限)を全問解けるようになるまで繰り返しました。
この間は、民法などは一切手をつけませんでした。
そうすると、答案練習コースの宅建業法の点数がグングン伸び、本試験でも満点を取ることができました(この時は他の科目の点数が足らずに不合格でしたが、今振り返ってみると、この時にはじめて"試験勉強のコツ"みたいなものを感覚的につかめたような気がします・・・)。
そして、今年、気持ち新に4月から受講を始めました。
授業を受けたら、「要点まとめオリジナル問題集」これを3回(特に「法令上の制限」を)繰り返し、そして、テキストと過去問を解きまくりました。このルーティン・ワークを8月まで続け、ほぼ民法を除いて過去問は9割から満点を取れるようになっていました。
8月からは、民法を中心に勉強しました。テキストも徹底的に確認し、講義ビデオも繰り返し見ました。
「宅建夏期集中重点コース」の時に、民法の授業にも出ましたが、これが本当に役立ち、苦手部分を強化することができました。
そして、8月中旬より赤のチェックペンで、法令上の制限の部分をマークし、緑のシートで隠してメモ用紙に書いて書きまくりました。
国土法などもビデオを繰り返し見て、要点まとめを繰り返し解きました。
あとは、「宅建答案練習コース」や「宅建12時間合格強化合宿」の問題を繰り返し解き、本試験に備えました。
試験を終えて一番効果があったと思うのが、「要点まとめオリジナル問題集」でした。
テキストを見ずに、穴埋めができるようになったときには、すごく嬉しかったです。
それがその後の問題演習に大きく役立ったと思います。
それから、「宅ゼミ出版の過去問題集」がすごく使いやすくて良かったです。
民法の判例も興味深く読むことができました。
試験当日、これまでのいろいろな事が頭をよぎり、気絶するくらい緊張しましたが、「私は合格する!」「宅ゼミの問題をこれだけやったのだから!」と言い聞かせて頑張りました。
「鬼頭さん、絶対合格できるよ! 自分を信じて頑張れば大丈夫!」と、先生方が毎回のように言い続けていただきました。
櫻井先生、高杉先生、本当にありがとうございました。
この合格証書は、私にとって、"オリンピックの金メダル"です!