私は仕事で宅建業に携わる方とお話しする機会が多く、知り合いの方から宅建を取ってみたら、と言われたのがきっかけで興味を持ち始めました。
不動産のことや法律の事なんて全く知識がないので、合格率約17%の試験に自分が受かるわけがない、絶対無理だと思っていました。
反面、そんな資格を持っていたら就職に有利だ、と思い受験を決意しました。
学校選びには、少人数制で合格率が高くて、多少厳しくてもきちんと一人ひとりをサポートしてくれそうな「宅建ゼミナール」ですぐに決まりました。
初めての講義では戸惑うことが多かったのですが、櫻井先生の(大げさに言うと)子供にも分かるような丁寧な説明・イメージしやすい例え話、単語の意味などもきちんと教えてくださったので内容がとても身近に感じられました。
また、「質問は何度も講義の内容を見返したり、教科書を見て本当に分からないことを相談してください、自分で考える力をつけるためです」と言われたことも印象的でした。
ICレコーダーで撮った講義の内容を毎日電車の中で聞いていました。不思議と櫻井先生のかわいらしい声はアルファ波が出ているのかと言うくらい大脳を刺激するのです。また「高杉先生に質問のメールをすると、真夜中や早朝でも返事が来る。一体いつ寝ているのか??」と噂を聞いていたので私も質問して返信がきたときは感動しました。
こんなに学ぶ人の気持ちを応援してくれる学校は他にないと思います。
仕事の関係で週に1度しか通えず、DVDを貸して頂いても暇さえあれば疲れて寝ている状態でしたので復習するのは定期的に行われる確認テストの前くらいで殆ど勉強という勉強はしていませんでした。
また体調を崩してしばらく学校をお休みしたりと自分でも、これではいけないな・・・と思いつつ、言われた勉強方法をなかなか実践できずにいました。
模擬試験でも当然点数が取れるわけがないので、だんだん合格への気持ちも薄れていきました。
そして我に返ったのが9月の末でした。高杉先生に泣きついたところ、今の時期から勉強する科目はこの科目、そこにだけ力を注いでください、とアドバイスを頂き、ひたすら勉強しました。
本番は緊張しすぎて筆箱を忘れてしまい、試験官からは鉛筆2本しか貸してもらえない状態でしたが、試験中も先生の「ココは間違えやすいので注意してください」といっていたポイントと、教科書に書いてあったキャラクターの絵が目に浮かんできたので、今回の試験の形式が変わっても、引っ掛け問題があっても間違えることなく落ち着いて問題を解くことが出来ました。
正直本気で合格したいと思えるようになるまで、寝転がっている私を2人の先生方に合格というゴール地点まで引きずって連れて行ってもらっている状態でした。
ギリギリになって真面目に取り組み始め、先生方の言う「宅建に合格したいという気持ちを自分で持たないことには合格はありえない」という言葉の重みを知りました。
今回の合格は、先生方の熱意と的確なアドバイス、定期的に行われる確認テストの為の勉強の貯蓄?がなければ間に合わなかったかもしれません。
合格に導いてくださったことはもちろん、目標に向かって本気でやり抜くことに気付かせてくださったこと、最後まで「この子はどうしようもない」と見捨てないで、「合格したい」という気持ちを引き出してくださったことに感謝しています。
ありがとうございました。