試験当日の自己採点後、結果を誰かに伝えようと最初に浮かんだ先が宅建ゼミナールでした。
それほどこの学校にはお世話になりました。
私は不動産業界とは全く関係の無い貿易の仕事に就いており、不況であったこの年将来のためにと以前より興味のあった住宅業界への転職も視野に入れ受験しました。
この宅建ゼミナールを選んだ理由は非常に単純で、受験しようと思い立った時期が4月後半で入校できる学校がここしかなかったからでした。思い返せばこれが運命だったのかもしれません。
通学当初より6月後半まで、不動産業界になじみの無い私でもなんとなく理解のできる「権利関係(民法)」という科目から入り、その後8月終わりまで「宅建業法」、そして試験の2週間前まで「法令上の制限」及び「諸法令」と続いていきます。
民法なんかはドラマで見るような連帯保証(訳もわからずサインをしてあとから怖い人達が取り立てに来るアレですね・・・)から相続の話と、意外に取っ付きやすく、この程度なら受かりそうだな〜と甘く見ていました。
仕事が非常に多忙だったこともあり予習はしていませんでしたが、一応復習だけは週に7時間程度こなしていたため自分としては順調に進んでいると勘違いしており、このツケが試験4週間前に突如として襲い掛かってきました。。。
9月中旬まで順調に進んでいるかに見えた学習が「実力判定模擬試験」によりもろくも崩れ去りました。
24点という受け止めたくない現実を目の当たりにし、高杉先生からは「このままでは受かりません」と厳しい一言をいただきました。その場しのぎ的な1週間ごとの復習は行っていましたが、その後の復習は繰り返していなかったため全く記憶に留まっていなかったのです。
そのとき櫻井先生と高杉先生のお二方から言われたある言葉が頭をよぎりました。
「とにかく復習に"全力"を注ぎ込んでください。」そうか、全力ってそういう意味だったのかとそのとき痛感しました。
そこからは櫻井先生、高杉先生の熱血個別指導通り言われたとおりになんとか勉強を進め、43点という結果を出すことが出来ました。因みに最終週は高杉先生からのアドバイスをこなすため有給を取り、4日間で60時間死に物狂いで勉強しました。
宅建ゼミは少数のため一人ひとりの性格まで全て先生方の頭の中に入っており、個々の進度に応じて毎回個別に声をかけていただけます。(私の場合、その助言どおりにこなしていなかったため最後の最後で痛い目に遭いました。。。)
この点が他の資格学校とは大きく異なり、また最大の利点だと思います。
櫻井先生、高杉先生、半年間という短い間でしたが本当に、本当にお世話になりました。
【宅建ゼミナール】良い意味で本当にスパルタな学校でした。