私はお尻に火がつかないとやらない性格ですし、誘惑に弱い性格でもありますので自主的な学習では国家試験の勉強は難しいと感じていました。
したがって、「しっかりとした授業と学習指導がある専門学校」を探すことから始めました。
学習面もですが、同じ志を持った方々との出会いやご縁ができることもまたプラスであると考えました。
幸い私は正社員として学習塾の講師をしていた経験がありましたので、その経験は専門学校選びに非常に役に立ちました。
学習塾時代の話にはなりますが、講師にも研修や指導があり、私は後輩講師を指導する立場にもなっていました。
手を抜いた授業やテキストをなぞるだけの授業は一目で分かります。
良い授業をするために必須なのは、徹底した予習と問題研究、そして手を抜かない情熱です。
では、「良い授業」「わかりやすい授業」とはどのような授業でしょうか。
私は以下のように考えます。
・過去の問題傾向を具体的に伝える この分野は〇問中〇問出題される
平成〇年に出題あり 〇年連続で出題あり など
「これ良く出る」だけだったら誰でも言えます
・必ず覚えるべき箇所とそうでない場所を明確にする 全部覚えるのはツライですよね
・難しい用語等で分かりづらい箇所は「具体例」を用いて分かりやすく伝える
・内容が多かったりややこしい箇所は「語呂合わせ」等の覚える“技”を伝える
・過去の受験生の話をする ⇒ 究極の具体例!
・宿題を出す これ生徒の立場ではイヤなんですけど、やれば必ず力がつきます
テキストを眺めているだけでは眠くなります 実践練習をすることで力がつきます
宅建ゼミナールの体験授業を受けてすぐに「あっここを信じてついていけば間違いないな」と確信しました。
それほどに櫻井先生の授業は素晴らしく、高杉先生の学習指導は明確で自信に満ち溢れたものでしたので、宅建ゼミナールでやってみようと決心しました。
宅建ゼミナールに通っている期間は、宅建ゼミナールの授業やテキストにのみ集中すれば大丈夫です。
学習で大切なことは「習慣化」することですが、これがなかなか難しいことではないでしょうか。
宅建ゼミナールでは1週間に1回のペースで授業が進んでいきますので、その1週間を先生方から伝えられたとおりにこなすことで自然と習慣化していきました。
1週間1週間の積み重ねが非常に大切です。
1週間の行動を完全に「習慣化」し、それを繰り返していくことが合格への最短ルートです。
◎授業を受ける ⇒ 宿題を必ず次回の授業までに終わらせる ⇒ 1週間後の授業
宿題を終わらせないままでいると、次々に溜まっていってしまい、やがて放棄するようになってしまいます。
なのでこれは強い意志を以ってなんとしても成し遂げるようにしました。
そして、宿題のやり方にも拘りました。これは先生方が仰っていたやり方そのままです。
(1)要点まとめ問題(空欄補充形式)を解く ⇒ 解答となっている重要語句をテキストに黄色マーカーでチェック
(2)過去問題集を解く ⇒ 関連個所をテキストに赤マーカーでチェック
関連個所がテキスト未記載の場合は手書きでテキストに書き加えてそれを赤マーカーでチェックする
(1)にも(2)にも出てきた箇所は黄と赤が重なって「オレンジ」になる
(3)〇×式問題を解く(マーカーチェックはしませんでした)
以上(1)〜(3)を妥協なく徹底的にやりました。そうすることで以下の効果がありました。
・問題を解いた後、マークするためにテキストを見ることになるので、結果何度も実践練習をしてさらにテキストを読み込んでいることにつながる ⇒ 記憶の定着
・オレンジ → 赤 → 黄色 の順で重要度が高い箇所が一目でわかる ⇒ 復習しやすい
・実際に過去出題されている箇所は決まっていて、オレンジ・赤がつくのはテキスト全体の3割程度 ⇒ その決まった3割をまずは集中してマスター
この宿題のやり方で、1週間のサイクルを妥協なくこなしていくことで確実な力がついていきました。
学習を進めていく中で、力がついているかどうか、さらには自分の弱点がどこかということを確かめることは重要です。
宅建ゼミナールでは夏期や宅建試験本番直前に、実践問題を広範囲にわたって数多く解く講座があります。
私はそれらの講座をすべて受けることにしました。それによって以下の効果を実感できました。
・模試があることで直前に「復習しとかなきゃ」となり、結果良い復習のきっかけになる
・講義中解説もあるので復習にもなり、より深い理解につながる
・模試で結果を出すことにより自信につながる 結果が出ない場合は弱点が明らかになる
・1人で勉強するよりも、周りに人がいる中で揉まれる方が意識が高まる
・匿名で順位が出ることもあるので、競争意識が働く
・実践練習を数多くこなすことで、問題慣れできる 本番に強くなる
櫻井先生と高杉先生を信じてついていくことで、不安は何一つありませんでした。
櫻井先生の授業は本当に分かりやすく、重要な箇所も明確で非常に素晴らしい授業です。
そして、高杉先生の学習指導は1人1人に添って親切で丁寧です。
宅建試験に対して満点を取ることが目標ではありません。限られた時間の中でいかの効率良く勉強して合格点を取るかが重要です。その為には、「必ず勉強すべきところ」「勇気をもって捨てるべきところ」もあります。
1人1人の学習状況によって、それらを親切丁寧に教えてくれます。
問題でわからない箇所があっても、質問すれば親身になって応えてくれます。
そんな櫻井先生と高杉先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。
この体験記がより多くの方々が宅建合格を勝ち取ることの一助となれば幸甚です。
宅建ゼミナール卒業生として応援しています。