櫻井先生、高杉先生、7ヶ月間本当にありがとうございました。
私の宅建生活、お二方の絶大なご指導がなければ今こうして文章を書けていません。
転機が訪れる8月末まではスムーズに進んでいたので、まずはその時まで私がやっていた勉強法を書きます。
●はじめに
先生が言ったことは必ず従う。序盤に先生もお話しされると思いますが、やはり素直な人が一番受かると思います。
具体的には、ガイダンスや入学時に渡される冊子に書かれている「やらないで」と言われていることは絶対にやらないことです。
(例)サブノートは作らない、最初からテキストに蛍光ペンを使わない、市販の問題集を触らない・・・・・・・・。
自分流のやり方は、極端に言えば自己満足で終わってしまう可能性があります。試験直前期に近づけば近づくほど修正が大変になってしまうので、やらないようにしましょう。どうしても先生に教わってないやり方でやりたい場合、必ず先生に相談しましょう!
逆に言えば言われたことをやるだけでよかったので、個人的に楽でした(笑)
〈宅建業法〉
火曜日のライブ授業を聞いた後、土曜日のDVD講義までに学習範囲の12年分の過去問を解く。その際、合っている問題も間違っている問題も4択のうち1つの枝ごとにテキストのどこに載っているか確認しながらやっていました。
このやり方、読むだけでとてもめんどくさいと思うのですが本当にオススメです。12年分1つの枝ずつ確認していくと尋常じゃない量になりますが(重説とか今思い出しただけで気が遠くなります…)その後のド忘れが少なかったです。
結果的に過去問の周回数がほぼ1回でいけました。量より質とは正にこのことです、、!
残りの調整は答練や先生が出す模試を同じやり方で潰していけばなんとか対応できます。
答練は重箱の隅をつつくような個数問題も出題されるため、残りの暗記の漏れはそこで回収できました。
34条〜37条の語呂合わせは紙に書いて自分の勉強机の前に貼っていました。
〈法令上の制限〉
最初は本当にキツかったです、、膨大な暗記量の割にたったの8点しかでないのでコスパの悪さによく頭を抱えました(笑)
都市計画と都市計画区域の違いもわからなくて、受かる気がしないと泣いた覚えがあります。
法令も業法と同様、ベースであるテキストの1つの枝ずつ確認していく作業はマストでやっていました。
業法との違いはDVD〜○×問題の1セットをとにかく何回か回すことです。最初はテキストのどこに何が載っているかわからない状態なので、全て答えを見ながらやっても問題ありません。
3回目位からは、まあ全くわからなくもないかな位の手ごたえにはもっていけました。
用途制限や斜線規制など、忘れやすい箇所は業法と同様紙に書いて自分の勉強机の前に貼っていました。
〈権利関係〉
民法は逆にいかに手を抜くか(いい意味で・・・)だと思います。
一通りの学習を終えた後は、GW以降一度もテキストを触っていませんでした。
私の場合は、先生から民法の復習に時間をかける必要はないと言われていたので、答練も解いただけで特に見直しすることはなかったです。
一つ勉強のコツを挙げるとしたら、単元ごとの最低限押さえるべき項目を理解しておくことだと思います。
例えば、抵当権であれば法定地上権の3つの発動条件だけでも理解しておくと、ふわっとした根拠でも意外と解けます。全て理解しようとすると時間がかかってしまうので、毎年必ず出そうなところはこのやり方でした。
試験の難易度が予想つかない民法をやるくらいなら、業法や法令など、絶対に取らなければならない箇所をやりこんだ方が確実だと思います。
過去問で一番難しい難易度Aランクの問題は飛ばしていました。
その他の問題はわからなくても先生に質問せずに諦めてました(笑)
〈価格評定:不動産鑑定評価基準〉
一見難しそうに見えますが、問題の内容が大変薄いので解きやすいので捨て問にするのは勿体無いと思います。なぜなら暗記はほとんどしなかったからです。例えば、DCF法とは、Discounted Cash Flow法の略ですが、Discount=割引、を指します。ということは、この鑑定方法は主に「割引」するものなんだなーという感じで全てニュアンスで解いていました(笑)
、、と、最初の数ヶ月は、大変ではありましたが、このようなやり方でなんだかんだ順調に進んでいました。
そして、冒頭にお伝えした通り、8月末に転機が訪れます。
かなり辛目のコロナにかかってしまいました。
熱自体は1週間で下がったのですが、後遺症がかなり強かったです。
椅子に座ることもできず寝たきりになってしまい、、常にマラソンを走り切ったあとのような息苦しさがありました。文章も読めなくなってしまいます。
例えば「令和5年」という文字があった場合、通常であれば反射的に時期の意味だと処理されますが、視覚としての文字の認識しかされなくなっていました。
このような状態だったので、宅ゼミにもいけなくなってしまい、しばらくDVDやプリントを郵送していただいてました。
コロナ後に開講した法令上の制限の最後の授業〜権利関係、税、5問免除DVDも横になって流してるだけでほとんど頭に入らなかったです。
自分がこの様な状態になっている一方で、周りの受講生の方々が今まで以上にガリガリ過去問演習している状況に日に日にプレッシャーと不安で押しつぶされそうでした。
高杉先生は、「その症状はおそらくコロナ後遺症によるブレインフォグで回復にかなり時間がかかるかもしれないから、試験日までには治らないと思ったほうがいい。受かる受からないにフォーカスするよりはまずは1日1日最善を尽くそう。」とハッキリ言われたので、回復の希望は諦め、毎度出来る限りのことをしていました。
夜中の3時半にLINEしてもすぐに返信がくるようなとんでもない先生でした(笑)いつ寝てるんだろう…?
12時間合宿は夕方前に早退しました。
答練の2時間は1日の全ての体力を使ってしまう様な状況だったため、答練終わった後は事務所の手前の椅子で2時間寝かせていただいたこともありました。
高杉先生には感謝してもしきれません。
8月末以降の勉強量は周りの受験生の4分の1以下だったと思います。
借地借家法は、試験3日前からDVDを見始めました。今考えるとよく2問とも正解できたなと思います。
試験2日前のファイナル模試は35点で良すぎず悪すぎない点数なため、逆に不安で死にそうでした(笑)
それを見かねた櫻井先生が「2日後の試験の結果はハッキリ言ってかなちゃんのマインド次第だと思う。私、これだけの逆境でも戦ってきたんだよ、何か?くらいの心意気でいかないとだめ。尖ってナンボだよ」と、なんとも櫻井先生らしい叱咤激励を受けました。そこから1時間くらい雑談をしたらスッキリして吹っ切れました。
もうここまでやってきたんだから、落ちても悔いはない。2日後は最善を尽くそうという気持ちでした。
●試験当日
8:30ごろ起きて朝兼昼食をとり、試験前に配られた税・5問免除を15分くらいササっと解いて出発ギリギリまで二度寝しました。
試験会場には先生が仰られたように色々な方がいました。隣の席の人は開始1分で全ての回答を終え、残りの時間は全て爆睡していました(笑)
試験を終えて、5問免除だけ採点したところ、早くも2問も間違えていて絶望しました。
今年は業法も法令も解きやすかったので、ここでこんなにも失点したら致命的だ、終わったと感じたときの一気に血の気が引いた感覚を忘れられません。
帰り道、近くのお店に入ってビールを飲んだのですが、味もアルコールも全く感じませんでした。。
高杉先生にも多分落ちた、ごめんなさいとLINEしました。
17時過ぎに宅ゼミからの解答速報がでて、すぐさま採点したところ、、37点!?!?!!?
民法6
特別法3
業法18
法令6
税その他1(税は0笑)
5問免除科目3
コロナ以降に習った税、5問免除はボロボロでした(笑)
すぐさま高杉先生にLINEしたら自分のように大変喜んでいました( ; ; )一気に正気に戻りました。
何が言いたいかというと、、どんな状況になったとしても絶対に絶対に最後まで諦めないでください!
もし何かによって勉強できない状況になったとしても、最後まで向かう姿勢を出して最善を尽くせばきっと本番で運は味方してくれると思います。
先日登録実務講習のテキストが自宅に届きました。
これからの人生が楽しみです!
改めて櫻井先生、高杉先生、本当にありがとうございました。
全ての指示が的確でした。
これから宅建を受けようとする方は宅ゼミがオススメです!