A:「通学は通学の良さ・利点・欠点」もあれば、「通信は通信の良さ・利点・欠点」もあると思います。もちろん、ご自身に合ったものを選ぶべきなのですが、費用面等も含めて、学ぶ手段が多様化した現在では、意外と迷ったりするものです。
私たち「宅建受験専門校 宅建ゼミナール」の立場から結論を言えば、「受験を志す人のお話を伺ってからでないと通学と通信のどちらがよいかは言えない」ということです。
なぜかと言うと、生活サイクルが人それぞれ全く違うからです。
本気で合格を目指そうと思った場合、まずはご自身なりに、「自己分析(自分は自発的な行動を取るのが得意かそうでないか・・・etc.)」を行ってみることも受験の道に足を踏み入れる場合は必要と思われます。
それから、ご自身の将来を考えたとき、「宅建」を取得することによるメリットや必要性、取得した後に何がしたいのか、どういう方向へ進みたいのか、などを漠然とでもいいので、ある程度真剣に考えてみることも必要です。
宅建という国家試験の特性を考えると、やはり中途半端な挑戦の仕方では、結果として、何年も時間や費用を費やしてしまう、という最悪のケースも想定しておかなければなりません。
実際にそういう方はものすごく多くいらっしゃるという現実もあります。
そうならないために(合格まで遠回りしないために)は、では一体どういう心構えが受験勉強開始前の段階で必要になってくるのか・・・、ご自身の生活サイクルを見つめ直した場合、自分にはどういったプランが向いているのか・・・、どのような学習スタンスが向いているのか・・・、自分自身で判断が下せる方というのも意外と少ないのではないかと思います。
「一度の受験で絶対に結果を出さなければならない方」「生活を賭けて生きていくためにどうしても今年結果を出さなければならない方」は、多少のリスクを負ってでも、どのスクールで学ぶにしても、迷わず「通学」を選択して、刺激のある環境の中で学んでいただくことをオススメします。そのほうが自分を追い込んで受験勉強ができるわけですから、合格の確率は格段に上がると思います。
他の受験生が周りにいる、という環境の中に自分から飛び込んでいくことになりますから、自分自身の逃げ道を無くす(言い訳できない状況を自分で作る)ことで受験勉強をせざるを得ない状況・環境を作り出すことも可能になってきます。
「“時間”は二度と戻ってこない」ということを、ご自身の中でどう意識してどう考えるか・・・、ということも、通学にするか通信にするかを選択する上での一つのポイントだと思います。
逆に、「とりあえず合格できればそれに越したことはないけれど、手始めに宅建の内容がどんなものか知りたいし試してみたい・・・」「最悪、合格しなくても来年以降挑戦すればいいや・・・」という考えで臨もうとする方は、心構え(合格に向けてのスタートライン)が合格を強く意識して臨む方とは全く異なっているわけですので、最初から無理してそれなりの額を投資してまで受験勉強を行う必要はない、ということになると思います。
自分自身を追い込んでまで行う必要はないということになりますし、合格しなかった(合格できなかった)ときの言い訳や逃げ道を作った状態からのスタート、ということになるわけですから、気持ち的には楽な反面、もちろん、合格までの道のりはかなり険しいものになる、というのは心に留めておかなければならないでしょう。
通学以外のいわゆる「通信」を含む学習スタイルというのは、自分の意志でいつでも始めることができ、いつでも辞めることができる、強制力のないものですので、「100%自分の意志」だけが頼りとなる事から、よほど目的意識があって達成するまで強い意志を持続できる自信のある方には向いている(かもしれない)、ということになるとは思います(これが実際問題なかなか難しいわけです・・・)。
要するに、「100%受け身の状態」で、自発的に行動に移すことが要求されるのが、「通信」という学習形態、ということになります。
ただし、通学にしても通信にしても、一つだけハッキリしていることは、「本気で取ろう(合格しよう)と思って受験勉強をしないとまず合格することはない」ということです。
結局は、「自分自身がどうしたいのか・・・」です。「本当に今年宅建を取りたいのかどうか・・・」です。それを真剣に考えれば自ずとどうすべきかが見えてくるのではないでしょうか。
「宅建受験専門校 宅建ゼミナール」では無料受講相談会・無料講座説明会等も行っていますので、自分で判断するのはなかなか難しい、という方は、当校までお気軽にご相談ください。
より良い話し合いの中で、受験を志す方に合わせた方向付けができればと思っております。 |